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プラスチック
音羽通信 2019.8 月号
循環資源研究所 村田徳治
プラスチックの基礎
世界中の海に大量の廃プラが流れ込み、生態系
や人体への悪影響が懸念されている。国や自治体
の対策だけでプラごみを減らせるわけではない
私たち一人ひとりが、プラスチックにどっぷりつ
かった日常生活を見直す必要がある。かし、
便性を追求して開発された製品ゆえにもはや
プラスチックのない生活など、想像できない若い
世代が生まれている。
そこで温故知新、プラスチックの始まりから、
もう一度、プラスチックを見直そうと考えた。
プラスチックの誕生
軍需産業的性格を強めていた化学工業は、第一
次世界大戦が終結すると隊の需用としての塩
素や硝酸の需要は激減し余った塩素を軍需用以
外の用途に利用しようという動きがでてくる。
使
ンを合成し、それを水蒸気で改質して石炭酸(フェ
ノール)を得る一連のプロセスをドイツ BASF
のラシッヒが 19 世紀末に開発し、1891 年に石炭
酸の製造工場を創立し、経営にあたったこの反
応はディーコン法の改良技術である。
ディーコン法は塩化水素 HCl から塩素 Cl
2
を得
る方法の一つであり、1874 年にヘンリーディー
コンが発明し、それまでの二酸化マンガンを使う
方法から取って代わられた。
ン法と組み合わせて、同法の廃棄物として生じる
塩化水素から漂白用の塩素が作られたが電解法
が発達した現在では、商業的に行われることはほ
とんどない。
ディーコン法塩化第二銅(CuCl
2
)を触媒とし
400~450℃で塩化水素と酸素とを反応させる。
4HCl + O
2
2Cl
2
+ 2H
2
O
ラシッヒは、ディーコン反応に有機(ベンゼン
)を混在させると有機物が塩素化されることを、
1880 年代に発見し、塩化第二銅を触媒にして、
塩化水素 HCl と空気 O
2
とベンゼン C
6
H
6
を反応
させ、クロロベンゼン C
6
H
5
Cl を合成した
オキシクロリネーション・酸化塩素化反応
2C
6
H
6
+2HCl+O
2
2C
6
H
5
Cl+2H
2
O・・①
さらに
で水蒸気改質してフェノール C
6
H
5
OH を得る一
連のプロセスである。
脱塩酸反応
C
6
H
5
Cl + H
2
O C
6
H
5
OH + HCl・・②
230350℃・②の反応は 450500℃である。
ダイオキシンが発生することが知られているが
それについては、歴史は何も伝えていない。
術は無かった。
エチレンの塩素化・EDC の製造
このオキシクロリネーションは、ラシッヒ法か
ら約 80年経過した1960年代、エチレンCH
2
=CH
2
と塩化水素 HCl の混合ガスを塩化第二銅触媒
使
ある化エ EDC CH
2
Cl-CH
2
Cl やそ
ネーション法が工業化された。
EDC(CH
2
Cl-CH
2
Cl)の製造
CH
2
=CH
2
+ Cl
2
CH
2
Cl-CH
2
Cl ・・①
オキシクロリネーションによる EDC の製造反応
2CH
2
=CH
2
+4HCl+O
2
2CH
2
Cl-CH
2
Cl + 2H
2
O
塩化ビニルモノマCH
2
=CHCl の製造(熱分解)
CH
2
Cl-CH
2
Cl CH
2
=CHCl + HCl・・
オキシクロリネーションでは、塩化第二銅と塩
2
媒が使用されている。活性アルミナ中の塩化第二
銅と塩化カリウムの比率は決まっているが、活性
ウムの混合溶液に浸漬すると、塩化第二銅は活性
アルミナと反応して塩基性塩化銅 CuOHCl とな
り活性アルミナに沈着してしまう。
3CuCl
2
+ Al(OH)
3
3CuOHCl + AlCl
3
決めた通りに製造することはできない。
触媒担体としての活性アルミナ
た溶液に、浸漬しても活性アルミナ中の塩化第二
銅と塩化カリウムの比率は異なってしまう。
これは活性アルミナの製法に起因する。この活
して表面をアマルガ(水銀合金)する。それを
飽和水蒸気の雰囲気中に放置すると、アミニウム
綿
ミニウム Al(OH)
3
が次々と生成する。
シンで錠剤に成形250℃程度の電気炉で焼成す
ると高純度の活性アルミ Al
2
O
3
を製造すること
ができる。
微量の水銀は焼成中に気化し、タブレット中に
は残らない。現在は水銀問題でアマルガム法によ
る活性アルミナの製造は行われていない
2Al + 6H
2
O 2Al(OH)
3
+ 3H
2
・・ (Hg 触媒)
2Al(OH)
3
Al
2
O
3
+ 3H
2
O ・・・ (熱分解)
人工合成樹脂の誕生
1907 ベルギー系アメリカ人化学者レオ・
ベークランドは石炭 C
6
H
5
OH とホルムアルデ
ヒド(HCHO ホルマリ)縮合物に
な充填剤を加えて、高温・高圧で成形硬化させる
合成樹脂の製造に成功し、その特許を取得し
造・販売を始めた。
完全な人工合成樹脂ベークライト」は、天然
の樹脂に似ているが、自然界に存在しないので合
成樹脂とよばれた。
1907 年に史上最古の人工合成樹脂として誕生
したフェノール樹脂(石炭酸樹脂・ベークライト)
は、反応途中の樹脂を成形加工し、加熱硬化させ
てしまうと、再度、加熱しても軟化しない。
硬化反応により高分子は三次元状架橋結合に
なるため、加熱して分子運動を盛んにしても、
子同士は滑ることができない。このようなプラス
チックを熱硬化性樹脂という。
ベークライトは機械的強度が強く、化学的に安
定で腐敗せず、寸法安定性にも優れ、電気絶縁性
が良好なため、電気関係の部品としてしだいに普
及した。現在でもフェノール樹脂は、電子機器・
電気製品プリント基板やその他の分野で広く使
われている。
弾性 elasticity と塑性 plasticity
輪ゴムに、力を加えると伸び、加えている力を
なくすと、もとに戻る。このような性質を弾性と
いう。
粘土細工で、ある形をつくると、その形のまま
の状態が保たれ変形しない。このような性質を
塑性という。英語のプラスチックという言葉は
味ではない。
フェノール樹脂のようにはじめは軟らかく、
に入れて加熱すると硬くなり、一度硬くなってし
まうと、再び加熱しても軟らかくならない樹脂を
熱硬化性樹脂という。昔、使われていた黒電話は、
ノール樹脂であったが、その後、硬質塩化ビニル
に換えられた。
フェノール樹脂は、大量生産されたプラスチッ
ク第1号で最も歴史の古いプラスチックである
といってもま 1 世紀程度の歴史しかない。
3
合成樹脂の中では最古参であり、現在でも熱硬
化性樹脂中で、その生産量は上位を占めている。
不飽和ポリエステル樹脂
熱硬化性樹脂とよばれている樹脂の中でも、
舶・浴槽・釣竿・テニスラケットなどに多用され
ている FRP(Fiber reinforced plastic 繊維強化
プラスチック)には不飽和ポリエステル樹脂が使
われており、この樹脂は加熱しなくても三次元架
橋構造となり硬化するが構造上から熱硬化性樹
脂に分類されている。
不飽和ポリエステル樹脂とフマル酸やマレ
イン酸などの、二重結合を持つ不飽和酸と、
エチレングリコールを重合させた分子をスチ
レンで架橋した高分子である。
フマル酸 エチレングリコール
1950 年代半までは、包装材料に竹の皮経木
きょうぎ
古新聞の袋などが使われていたが、これがプラス
チックに代わりガラス瓶や瓶詰・缶詰・飲料缶
などの容プラスチック追い出していった
プラスチックは非常に種類が多く、添加剤から
のと予想されるが、容器包装に使われるプラスチ
ックだけでも 10 種類以上あるそのためリサイ
クルは困難を極める。
プラスチック(合成樹脂合成高分子)は化学
構造により、その性状が決まる。
2018 年におけるプラスチックの生産量は 1067
万トン、そのうちの 89%は熱可塑性樹脂、熱硬化
性樹脂は 9.1%と全体の約 1 割弱に過ぎない。
第一次世界大戦では、戦闘に初めて飛行機が使
われたが、その後、パラシュートを使って戦地へ
なった。しかし、パラシュートの材料である絹は、
日本や中国が主要な産地であり、遍在した戦略物
資であった。また、ゴムも熱帯から産出する重要
な戦略物資であった。
略物資であるゴムや絹が輸入困難と知るや
発熱が喚起され多くの化学産業が取り組むよう
になった。
クロロプレンとニューランド触媒
ベルギー系アメリカ人ニューランドは 1918
ノートルダム大学有機化学教授になる。学位論文
はアセチレンの反応に関するものであった。
その後もこの研究を続け、1928 年、水に難溶
の塩化第一銅 CuCl を塩化アンモニウム NH
4
Cl
溶液に溶解したトリクロロ銅錯体水溶液(ニュー
ランド触媒)を用いてアセチレ誘導を合
ることに成功する
に関するものであった。
モノビニルアセチレン CH≡C-CH=CH
2
とジビニ
ルアセチレンを生成することを発見している
2CH≡CH → CH≡C-CH=CH
2
(ロロプレン 品名ネオプレン Neoprene)
製造に発展する
ニューランド触
2NH
4
Cl + CuCl → (NH
4
)
2
CuCl
3
アメリカ
ロザス(ナイロンの発明者) 1928 年、彼の協力者
であるニューランドが開発したニューランド触
(NH
4
CuCl
3
トリクロロ銅アンモニウム)を用い
て、アセチレンと塩化水素(塩酸)とから有機塩素
化合物であるCH
2
=C-ClCH=CH
2
クロロプレンの
合成に成功する
CH≡C-CH=CH
2
+HClCH
2
=C-ClCH=CH
2
このクロロプレンを重合させたものが、合成ゴム
(商品名ネオプレ)である。現在、クロロプレン
4
料にして製造されている
アメリカで工業化されてから約 30 年後の 1960
年代、昭和電工ではこのプロセスでクロロプレン
を製造していたが、現在、クロロプレンはナフサ
製造されている
アクリロニトリルの製造
デュポン社はネオプレンの開発後 20 年経過し
1948 年に羊毛の風合いをもったアクリロニト
リルの繊(オーロン・日本名カシミロン)を発
1950 年に市販された。
日本では 1950 年代末頃、三菱化成が日炭高松
CH
4
(ammoxidation アンモーシ)
たシアン化水 HCN とアセチレン CHCH
リル CH
2
=CHCN を製造していた。
2CH
4
+ 2NH
3
+ 3O
2
2HCN + 6H
2
O
CHCH + HCN CH
2
=CHCN
現在、アクリル繊維や ABS 樹脂の原料である
ハイオ法(アンモオキシデーション)で製造され
おり、炭素繊維ABS 樹脂 AS 樹脂の原料と
れている。また、アクリルアミド・アジポニトリ
ルの原料としても重要である。他に、ニトリルゴ
ム向けなどがある。
塩化第一銅の製(乾式法)
ューランド触媒の原料である塩化第一銅は
水分が存在しない状態で金属銅(銅線・電気銅板)
を塩素と直接反応させると、熱と光を発して激し
い反応が起き、融点 442℃の塩化第一銅 CuCl
生成する。
この反応をスタートさせるのには、金属銅を赤
熱する必要がある。銅線に過剰な電流を流して赤
などがある。この反応は熱と光が発生するので燃
焼反応である。燃焼反応には必ずしも酸素は必要
ないことがわかる。
塩化第一銅の沸点は 1366℃と記されているが
熔融状態では、刺激性の強い塩化第一銅ヒューム
(蒸気)が気化するのでその処理対策が必要である。
塩化第一銅フレークにする。ニューランド触媒用
はフレークで良いが、シアン化銅原料にする場合
は粉砕して粉末にする必要がある。
塩化第一銅はほとんど水に溶けず、水溶性塩化
物である食塩 NaCl や塩化アンモニウム等には帯
黄色透明のクロロ錯体を形成して溶解する。
第一銅の
する。
湿潤状態の塩化第一銅は空気酸化されやすく、
すぐに第二銅に変化するため、窒素置換などによ
ない。
できる。この溶液を過剰の金属か還元剤(亜硫
酸ソーダ Na
2
SO
3
)で還元するとトリクロロ第
一銅ソーダが得られる。
硫酸銅溶液に食塩を加え亜硫酸ソーダで還元
すると第一銅クロロ錯体が生成し、これを希釈す
ると塩化第一銅が得られる。これは塩化第一銅の
湿式製法でもある。
今にして思えば、乾式法などで塩化第一銅など
を造らず、金属銅を塩化アンモニウム溶液に入れ、
塩素を用いて湿式酸化すれば、大気汚染にもなら
ず、作業環境は良好になったはずであるが、当時
腐食
く、実現しなかった可能性は高い。
2Cu + 4NH
4
Cl + Cl
2
2(NH
4
)
2
CuCl
3
ナイロンの誕
カロザスは石炭酸からヘキサメチレンジアミン
5
H2N-(CH2)6-NH2 HOOC-(CH2)4-COOH
を合成し、これを縮合して、絹によく似ている商
品名ナイロン 66 を発明する。
これが「蜘の糸より細く鋼鉄より強い石炭から
できた夢の繊維」いわれたナイロン繊維である。
nHOOC-(CH2)4-COOHnH2N-(CH2)6-NH2
-(-OOC-(CH2)4-COHN-(CH2)6-NH-)nnH2O (縮合)
ナイロンは、多数のアミド結合によって構成さ
れたポリアミド樹脂の一種である。ナイロンには
ε-カプロラクタムからつくるナイロン6もある。
ナイロンの発明により、アメリカはゴムやパラ
シュート用の絹を輸入する必要がなくなり、第二
次世界大戦に勝利をおさめることができた。
このように戦略的な必要性から、化学工業はつ
ぎつぎと新しい化学物質(造合成物質)を生み
してきたのであった。
平和が戻るとナイロンは女性の足を美しくす
キングが普及する。絹より強いので戦後強くなっ
たのは日本女性と靴下だなどといわれた
ナイロンは、耐衝撃性・自己潤滑性などにすぐ
れているので、歯車・キャスターなどエンジニア
リングプラスチックとして、繊維以外にも根強い
需要がある。
エチレンやε-カプロラクタムのようなプラスチ
ックの原料をモノマ(単量)、モノマーが多数
結合した高分子をポリマーという。ポリというの
は多い・沢山という意味である。
プラスチックの種類
生産量の多いポリオレフィン樹脂
炭素と水素とからできているポリエチレン
リプロピレンポリスチレン樹脂をポリオレフン
樹脂と言う。中でもポリエチレン・ポリプロピレ
ンは、プラスチック生産量のほぼ半分を占める
その理由は、プラスチックの用途のうち約 40%は、
シート向けであり、素材としてこれらのプラスチ
ックが適しているためである。
チックで、その成分は石油に似ているので火力発
電所の燃料になる。しかは、これら樹脂には必ず
塩化ビニルが混入している。そのため、廃プラヲ
燃料として燃焼させると必ず塩化水素 HCl が発
生し、金属性の装置を腐食する。また、ダイオキ
シン発生の原因となり、燃料にするのには問題が
多すぎる。
また、塩化ビニルはカロリーが低く、燃料にな
らない。
ポリエステル樹脂
た化合物をエステルという。
無機化学反応では、酸とアルカリから水と塩
えん
生成する反応を中和反応というが、有機化学反応
り、塩に該当するものがエステルとよばれる化合
物である。
ポリンテフタート(ポリテル
)は、カルボキシル基 2 個持つ有機 2 価有
機酸ジカルボン酸デアルテレフタル酸 2 個の
ヒドロキシル基(ジオール基・ルコル性
多価アルコール)からなるエチレングリコール
から水分子がはずれ(縮合という)結合したも
である。
テルという。
六角形をしたベンゼン核に 2 個のカルボン酸が
結合した化合物をフタル酸というが、2 個目のカ
ルボキシル基が結合する位置によって、化学的性
質が異なる 3 種類の異性体がある。
ベン炭素原子ぐ隣位置(オルト
の位置)にカルボキシル基が結合した化合物をオ
ルトフタル酸、炭素数 2 個隔てたパラの位置にカ
ある。パラフタル酸はカルボキシル基がベンゼン
6
ル酸ともいう。テレホンのテレも遠いから生まれ
た言葉である。
カルボキシル基 2 個以上もつカルボン酸を多
価カルボン酸といい 2 以上のアルコール性水酸
基をもつアルコールを多価アルコールという。
使
レンテレフタレートは、樹脂の用途によって、
称が変化してきた。
例えば繊維ではダクロン(アメリカ・デュポン
の商標)・テトロン(帝人と東レ共同商標)な
ど商品名のままで呼ばれることも多い。
1996 年、自主規制の緩和 500ml 以下の小型
サイズのペットボトルが解禁され、これを機に飲
料用のペットボトルが急速に普及する。それまで
難であったが、キャプが付いたのでそれが可能に
なったためである。
ポリエステル樹脂は、もともとポリエステル繊
維として登場したが、この素材は、その優れた性
利用さ
になった。
スチレン樹脂
スチレンはエチレンの水 1 個をフェニル基
(C
6
H
5
・ベンゼン核)で置換した構造をした液体
がある。スチレンはスチロール(ドイツ語)もよ
ばれており、これを重合すると透明度はよいが割
れやすいポリスチレン樹脂ができる。
ス・菓子折使い捨ての透明なプラスチックカッ
プやサジなどに用いられている。
この樹脂を発泡させたものが包装材料として、
く普及しているのは発泡ポリスレンであ
プ麺の容器から、魚のトロ箱、商品の詰め物などに広
使
1
ブタジエン系ゴムをスチレンに溶解し、ポリスチレ
ンをグラフト重合させると、ゴムのしなやかさをもっ
2ABS 樹脂
ポリスチレンはもろい樹脂なのでブタジエンゴムラ
テックスにスチレンとアクリロニトリルのポリマーを
が、
(ABS 樹脂)
頑丈な樹脂なので、プラスチックめっきを施して自
動車部品として用いたり、自動車のダッシュボード・
パソコン等のケース・旅行用トランク・電気掃除機の
(3AS 樹脂
アクリロニトリルとスチレンとを共重合させるとアク
(AS 樹脂)ができる。
やや黄色味を帯びているが、透明で硬く、摩擦にも強
く、成型時の寸法精度も優れているので自動車のテー
ルライトカバー・バッテリーケース・使い捨てライタ
使
引用・参考文献
境コミュニケ―ションズ 04 10
村田徳治 化学で考える環境・エネルギー・廃棄
物問題 化学工業日報社 16 11
村田徳治 増補改訂廃棄物のやさしい化学第 2
日報出版 04 9
PET